メタボリック対策と食事療法
メタボリック対策には食事療法や運動をすることが大切です。メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積と、それを基盤としたインスリン抵抗性及び糖代謝異常、脂質代謝異常、高血圧を複数合併するマルチプルリスクファクター症候群で、動脈硬化になりやすい病態です。
メタボリックシンドロームは内臓脂肪肥満が生活習慣病の共通の要因となっていることから、厚生労働省は、平成20年4月から医療保険者において40歳以上を対象にメタボリックシンドロームに着目した健診・保健指導を行うこととしています。これにより、平成27年度には平成20年に比べて糖尿病等の生活習慣病の有病者・予備群を25%減少させることを目標としています。
メタボリックシンドロームの診断基準は前回説明したとおり、腹囲が男性で85センチ以上、女性で90センチ以上であることが、メタボリックシンドロームの条件となります。また脂質が中性脂肪150mg/d以上、またはHDLコレステロール40mg/d未満の人。空腹時血糖が110mg/d以上の人。収縮時血圧(上の血圧)が130mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が85mmHg以上、これらからまでのうち2つ以上が当てはまる場合にメタボリックシンドロームと診断されます。
メタボリック対策は早急な課題となっています。ある調査では、40歳から74歳の男性2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームか、その予備群だったとする結果が出ています。メタボリックシンドロームになる前に、適度に運動したり、食生活に気をつけて、お腹周りに過度に脂肪がつかないように気をつけたいものです。